プリント基板総合メーカー|RITAエレクトロニクス株式会社 > 事例紹介 > 部品形状を含むプリント基板の3Dデータ出力サービス
部品高さを含む基板データを使用して電子機器の機構設計を行いたい
機構設計では、製品の動作や耐久性を確保するため、複雑な要件が求められます。その一つに、筐体と、プリント基板に搭載された部品との干渉回避があり、具体設計段階にて筐体設計と基板設計の相互確認、つまり搭載部品の形状を考慮した基板の3Dデータを機械系CADに読込み、筐体等との干渉状況をチェックする事が求められます。その為、部品を搭載した基板の3Dデータが必要となります。
当社は図研CAD(CR-8000 Design Forceなど)のプリント基板のパターン設計データに対し、搭載部品のSTEPデータを割り付け、部品実装後のプリント基板の詳細な3Dデータを出力することが可能です。以下に流れを説明します。
部品の3D STEPデータの入手方法は以下の2つの方法があります。
①部品メーカーのホームページから入手
②お客様からのご支給
また、3D STEPデータが入手できない部品は、IDFにて対応します。
部品形状を含むプリント基板の3Dデータの出力方法は以下の4つの方法があります。
①完全STEPデータ:全部品に対し、部品形状を割り付けた状態
②指定部品STEPデータ:お客様の指定部品に対し、部品形状を割り付けた状態(図1)
図1 左:指定部品3D STEPデータ搭載状態、右:電解コンデンサのSTEPデータ
③STEP・IDF混在データ:STEP表示できない部品をIDF表示し、混在させた状態(図2)。
図2 指定部品3D STEPデータ+IDF混在状態
④IDFデータ:部品を単純な円柱や角柱として表現し、部品の領域に高さ情報を加えて表示した状態(図3)
図3 左:全部品IDF状態、右:電解コンデンサのIDFデータ
第2項①~③は「基板名.stp」というデータ形式で納品します。
また、第2項④は部品情報を「基板名.brd」、基板情報を「基板名.pro」というデータ形式で納品します。
※Inetrmediate Data Format(IDF):基板設計CADと機械系3次元CADシステム間でデータ交換するための中間データフォーマット。
部品形状を含むプリント基板の3Dデータを入手する事で、部品干渉チェックが可能
当社の部品形状を含むプリント基板の3Dデータ出力サービスにて、より詳細な部品形状を含んだ基板データを活用した機構設計が可能となりました。
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