プリント基板総合メーカー|RITAエレクトロニクス株式会社 > 技術資料 > SMA レセプタクルの信号線径・穴径とS パラメーター
1.サンプル
・マイクロストリップ差動ペアライン(差動ペア部の配線長 100mm)
・差動ペア配線の両端にSMA レセプタクルを半田で実装
・SMA レセプタクルの信号線径は、φ0.45mm、φ1.25mm の2種類。
・プリント配線の特性インピーダンスφ0.45mm 実装品・・・差動 107.2Ω、シングル 60.9Ω
φ1.25mm 実装品・・・差動 100.6Ω、シングル 57.2Ω
2.方法
8.5GHz4 ポート・ネットワークアナライザー(アジレントE5071A)で300k~8.5GHz のSdd11 を測定。
3.結果
計測器のインピーダンスは50Ωのため、トレースとのインピーダンスミスマッチによる反射は、信号線径が0.45mm の方が大きいことが予想されるが、信号線径が細いほど、反射量が少なかった。
例えば、5GHz におけるSdd11 は、信号線径が1.25mm の場合は-5dB、0.45mm の場合は-15dB であり、10dB の差があった。
4.結論
SMA レセプタクルを基板にスルーホール実装する系で反射を抑えるためには、信号線径を細くすることが重要。
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