【イベント概要】
2024年7月1日東京(IKE・Biz としま産業振興センター)、7月4日大阪(グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場))、7月10日名古屋(ウインクあいち 愛知県産業労働センター)でプライベートセミナーを現地開催にて実施しました。
本セミナーイベントは、インテル株式会社/Altera、キーサイト・テクノロジー株式会社に講演協力を頂き、高速DRAM(DDR5・LPDDR5)を見据えた最新FPGA、波形評価、シミュレーションに関する内容として、4つの講演セッションと関連商品の展示を行いました。
150名程のお客様がご来場くださり、各セッション後は講師に直接質問を頂き、活気溢れるイベントとなりました。
【セッション1「高速DRAM搭載基板シミュレーションのSパラメーター導入による高精度化」】
セッション1では、DDR4, LPDDR4からDDR5, LPDDR5へより高速化していく高速DRAMに対して、プリント基板を高精度に解析したSパラメータを用いた同時動作シミュレーションは、リファレンスプレーンの欠損やクロストークを考慮した波形解析ができることを説明し、これが設計段階での全信号の検証やトラブル解析時の検証に有効であることを紹介しました。
【セッション2 「LPDDR5/DDR5を見据えた最新FPGA Agilex 5シリーズの今」】
セッション2では、インテル株式会社/Alteraに最新ミッドレンジ製品Agilex™ 5 FPGA(E/Dシリーズ)をご紹介頂きました。まだ、ES出荷中ですが、DDR5・LPDDR5をサポートする初のFPGAで、新しいバリアブルピッチBGAパッケージが採用されており、プリント基板設計の容易さ、コスト削減、開発期間の短縮が考慮されたFPGAでした。
【セッション3「LPDDR5メモリの波形品質測定の実際」】
セッション3では、キーサイト・テクノロジー株式会社にUXRシリーズオシロスコープを用いて、市販LPDDR5搭載ボードに当社のLPDDR5用BGAプローブ・アダプターを搭載した波形測定についてご紹介頂きました。InfiniiSim機能による観測点移動とDeEmbeddingの効果やイコライザ機能による波形補正、自動測定ソフトウェア(D9050LDDC)など、評価手法が学べました。
【セッション4「プリント基板のプレーン共振対策による放射ノイズ抑制」】
セッション4では、EMIノイズ対策ソフトウェア(DEMITASNX)のプレーン共振解析にて算出される最大電圧スペクトラムと実測(S21)の相関について説明しました。また、最大電圧スペクトラムと放射ノイズの相関についても紹介し、電源・GNDプレーンが単層におけるノイズ対策に有効であることを紹介しました。
【まとめ】
今後、DDR5・LPDDR5の採用を検討されている開発者様を対象として、インテル株式会社キーサイト・テクノロジー株式会社に講演協力を頂き、最新FPGA、波形評価・シミュレーション手法について、対面形式のセミナーイベントを実施しました。多くのお客様にご来場いただき、関連商品の展示コーナーにて直接講師にご質問いただき、大盛況なイベントとなりました。
今後も、お客様にとって有意義なイベントを計画したいと思いますので、ご要望がございましたら、営業担当までご連絡をお願いします。
【セミナー資料】
セッション1「高速DRAM搭載基板シミュレーションのSパラメーター導入による高精度化」
https://www.ritael.co.jp/mypage/document/2024-07-11-01/
セッション4「プリント基板のプレーン共振対策による放射ノイズ抑制」
https://www.ritael.co.jp/mypage/document/2024-07-11-02/
2024年7月1日、7月4日、7月10日のRITAエレクトロニクス主催プライベートセミナーにおける弊社講演資料です。
2024.07.11