プリント基板総合メーカー|RITAエレクトロニクス株式会社 > お知らせ > 56Gbps PAM4伝送評価ボードの開発状況の御案内|お知らせ|RITAエレクトロニクス株式会社
概要
RITAエレクトロニクス株式会社と株式会社システックは、電子機器開発に携わるお客様の課題解決に向けた取り組みの一環として、56GbpsのPAM4信号伝送(PAM4とは、Pulse Amplitude Modulation 4の略語で、4つの電圧レベルを用いる信号伝送方式)の評価ボードを開発しています。基本的な動作確認を終え、今後は信号波形評価や通信評価を進めてまいります。
【56Gbps PAM4 伝送評価ボードの外観写真】
特長
400G/800G Ethernet、PCI Express Gen6など、最新の高速インタフェースでは、従来の2値伝送の代わりに4値伝送であるPAM4が採用されています。PAM4伝送では、電圧レベルが4値になり、振幅は小さく、信号遷移(立上り、立下り)におけるISI(Inter symbol interference, シンボル間干渉)によるジッタも課題になります。この評価ボードは、56Gbps PAM4伝送に対応するプリント基板のパターン設計ルールを検証することを目的として開発しており、PAM4デバイス出力信号を測定できるように、信号配線の終端には波形観測用同軸コネクタ(SMPMコネクタ)を用いています。この評価ボードを用いた実測評価結果に基づきパターン設計ルールを構築し、お客様の製品開発時に適用していきます。
評価ボード概要
・メインデバイス: | NRZ(Non Return Zero)2値伝送/PAM4バッファ(Macom社MAOM-38053B-PPR) |
・PRBS(疑似ランダム
パターン)信号源: |
FPGA(AMD Xilinx社Kintex UltraScale+(XCKU3P-2FFVB676I))
|
・波形観測用コネクタ: | SMPM同軸コネクタ(65GHz帯域) |
56Gbps PAM4信号波形例(シミュレーション例)
【ポストシミュレーション例】
お問い合わせ先
・RITAエレクトロニクス株式会社 https://ritael.web-tools.biz/corp_inquiry/
・株式会社システック https://www.systec.co.jp/